関係各位
皆様には平素より弊会の活動にご協力賜り心よりお礼申し上げます。
弊会は会員各位向けに情報の提供と交換を主目的として、技術委員会及び地域e
モビリティ推進委員会を開催し、2020年からはCOVID-19の影響で会議形態をウェ
ビナーに変えました。
一方、電気自動車を取り巻く環境は、急速に変化し複雑化しております。
それらを勘案して、弊会は会員各位へ情報の提供と交換の場を今後どのようにす
べきか検討して参りました。
その結果、2023年度から技術委員会と地域eモビリティ推進委員会を統合し「e-
モビリティ・ミートアップ」とし、電気自動車普及に関するイベントを幅広く行
うこととしました。
その第1回として下記の講演をウェビナーで行いましたのでご報告いたします。
■開催日時: 2023年6月19日(月)13時30分~15時27分
■開催場所:マイクロソフトTeamsによるウェビナー
■プログラム:
13:30~5分間 開会挨拶 APEV理事
13:35~42分間 講演「商用EVから加速する日本の自動車産業の電動化と、
ベンチャーの起こすゲームチェンジ」
folofly株式会社 代表取締役社長 小間 裕康 氏*1
14:17~11分間 講演に対するQ&A
14:28~2分間 休憩
14:30~45分間 講演「BYD Auto Japanの日本市場戦略」
BYD Auto Japan株式会社 代表取締役社長 東福寺 厚樹 氏*2
15:15~5分間 講演に対するQ&A
15:20~4分間 お礼の挨拶 APEV理事
15:24~3分間 閉会/集合写真
◎講師略歴
*1 小間 裕康氏 Hiroyasu KOMA folofly株式会社 代表取締役社長
1977年生まれ 兵庫県出身。
2020年 大学在学中、自身もピアニストとして音楽家派遣サービスを創業。
電機メーカーのマーケティングや、外資企業の日本エントリーを支援
するBusiness Process Outsourcing事業に展開。
2010年 GLM株式会社を設立。EVスポーツカー「トミーカイラZZ」を開発し、
2015年には日本のベンチャーで唯一量産に成功。
2017年 香港証券取引所で時価総額1500億円でクロスボーダーIPOを実現。
2019年 クオンタムリープキャピタルパートナーズを共同設立しGeneral
Partnerとしてベンチャーファンドの運営も行う。
2021年 folofly株式会社を設立・代表取締役社長に就任、現在に至る。
*2 東福寺 厚樹 氏 Atsuki TOFUKUJI BYD Auto Japan株式会社 代表取締役社長
1958年生まれ、早稲田大学卒業。
1981年三菱自動車工業に入社し国内・海外事業を担当したほか米国と豪州に駐在
2011年よりVolkswagen グループジャパンでネットワーク開発を担当
2016年にVolkswagenジャパン販売の社長に就任
2021年8月、BYDジャパンに執行役員兼乗用車事業本部長として入社.
2022年7月より現職
■ご出席者 【企業・団体】50音順
渥美坂井法律事務所・外国法共同事業、ウッドマッケンジージャパン、ECOS
ENVIRONMENTAL FOUNDATION、大妻女子大学、かながわ自動車部品サプライヤー支
援センター、技研製作所、ケイ・トレーディング、コンチネンタル・オートモー
ティブ、シェフラージャパン、住友電工、十勝毎日新聞社、トッパンエッジ、ニ
チコン、日経クロステック、日産自動車、日東工業、日本パナトロニック、ヴァ
レオカペックジャパン、日吉回漕店、プライムプラネットエナジー&ソリューシ
ョンズ、マルヤス工業、ヤマハ発動機、読売新聞社、早稲田大学
■内容:
◎ご挨拶:代表理事 田嶋 伸博
本日の第1回e-モビリティ・ミートアップですが、今迄は地域eモビリティ推
進委員会及び技術委員会を開催して参りました。今回からそれらを統合し「e-モ
ビリティ・ミートアップ」とし、より前向きに電気自動車普及に取り組むと同時
に、発信力を高めることとしました。
記念すべき第1回にふさわしいお二方にご講演をお願いしました。
先ずfoloflyの小間社長にご講演頂きます。私は以前、京都大学発ベンチャーで
あるGLMの試作車を見学させて頂き、当時の小間社長様とEVについて語り合った
事を懐かしく思い出します。
2つ目はBYD Auto Japan東福寺社長様にご登壇頂きます。BYDはテスラを抜いて世
界最大のEVメーカーになりました。これからのビジネスの話を伺える事を楽しみ
にしております。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
◎講演1「商用EVから加速する日本の自動車産業の電動化と、ベンチャーの起こす
ゲームチェンジ」
folofly株式会社 代表取締役社長 小間 裕康様から下記内容をスライドで説明
がありました。
この講演ビデオと発表資料はAPEV会員専用SNSで公開します。
<目次>
・EV:日本の状況、普及しない原因
・folofly:ニーズの高いラストワンマイルに特化した1トン車両、優位性、
実績、事業連携、ベンチャーとしての認知も高まってきています、
本当のECO=ECOLOGY+ECONOMICAL、
Company Profile、ファブレス生産として国内初のナンバーを取得、創業
10ヶ月目にセカンドモデルを発表
・What's FABLESS/What's FOLOFY's Technology:CEO 小間裕康が設立した
GLM社の概要、EV開発での INNOVATION-航続距離が長く、頻繁な充電を必要
としない安全で安価な EV を開発
・日本のEV 普及の課題:EV化は時代の流れに
・folofly:SCHEDULE、全国整備/部品供給体制、日本専門企業との連携による
幅広いカスタマイズ
・Next Stepビジネス領域と戦略:MAKE New Automotive industry
・開発に適した車両の日本導入 世界市場へのアプローチ:車をつくるだけの
自動車産業は終わりITインフラ事業へ、社会インフラの EV 切り替えは大きな
ビジネスチャンス
◎講演2「「BYD Auto Japanの日本市場戦略」
BYD Auto Japan株式会社 代表取締役社長 東福寺 厚樹様から下記内容をスライ
ドで説明がありました。
この講演ビデオと発表資料はAPEV会員専用SNSで公開します。
<目次>
・中国市場・日本市場の概況:中国自動車販売状況(乗用車+商用車)、
販売台数の推移、2022-23年中国における自動車販売実績(乗用車)、
日本市場の動向
・BYD事業概要 / BYDの優位性:BYDとは、事業領域、Brand Mission、最先端の
EV技術、 供給体制、EVのコアパーツを自社開発、生産体制、デザイン、
デザインを現実にする日本の技術、世界39の国と地域で乗用車事業を展開
・日本乗用車市場参入にあたって:日本乗用車市場への参入を決定、
ATTO 3 について、DOLPHIN、SEAL
・日本における販売戦略:販売ネットワーク、店舗計画、販売ネットワークを
拡大中、
品質管理、新車供給体制、BYD AUTO を支える人材、アフターサービス、
ディーラーによるサービス体制、メンテナンスサイクル、ディーラー以外の
サポート(緊急時)、車両保証、認定中古車制度、サポート、オートファイ
ナンス、ブランド自動車保険、全国各地のイベントに出展中、モニターキャ
ンペーン開催中、eモビリティパートナープログラムスタート
◎お礼:e-モビリティ・ミートアップ担当理事 佐藤 員暢
本日の第1回のe-モビリティ・ミートアップで興味深いご講演を頂いたお二人及
びご参加下さった多くの皆様にお礼申し上げます。
foloflyの小間社長からは、フォロフライ社の現在と新たな事業について紹介が
あり、会員にとって有意義でした。
BYD Auto Japanの東福寺社長様からは日本に適合した販売方法や長期の保証期間
を設定する等、安心感のあるブランドを目指しておられると感じました。
開発について海外から技術者を招いて世界に通用する技術を投入し、又、プレミ
アムブランド出身のデザイナーによるデザインとそれを実現する日本の高度な金
型技術が活用されている、と言う事を認識しました。
二つのご講演とも、第1回にふさわしい内容であり、改めてお礼申し上げます。
e-モビリティ・ミートアップは今後も続きますので皆様の参画をお願い致します。
◎次回以降のウェビナーご案内:
2023年度は今回以降 9 月、11 月、'24 年 1 月、3 月を予定しております。
9月以降のテーマは未定ですので、ご希望と自薦・他薦をお待ちしております。
アンケートに記載頂くか<info@apev.jp> へメールを送付頂きたく、お願い申
し上げます。
以上
★写真入りの報告書はこちら
https://www.apev.jp/news/2023年6月第1回e-モビリティ・ミートアップ開催報告書.pdf
※一般社団法人 電気自動車普及協会では、引き続き会員を募集しております。
●トップページ https://www.apev.jp/
●入会ご案内ページ https://www.apev.jp/entry/
●正会員(企業向け):年会費 1口10万円
賛助会員(個人向け):年会費 1口1万円
特別会員(行政機関・官公庁・マスコミ関係者様向け):年会費 無料
※お問い合わせ:一般社団法人 電気自動車普及協会 (APEV) 事務局
〒153-0033 東京都文京区本郷7-3-1 東京大学 情報学環・福武ホール
TEL:050-3375-4937 FAX:050-3153-2686
E-mail:info@apev.jp
Website:https://www.apev.jp/